久しぶりに『ファイトクラブ』をみた |
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| やー、ボンクラ映画って本当に楽しいですね!
俺もいつかあんな風に後先考えずにムチャクチャやってみたいよ。 弘前にファイトクラブはないのか?
僕は生まれてから一度も他人と殴り合いのケンカってしたこと無いんですが、殴り合いをしたいなぁ、と常日頃思ってる。 こーゆー風に考えている人は少なからずいると思うんだが、そーゆー集まりは明らかに反社会的な性格を持ってるので誰も組織しないんだろうか・・・
この映画のラストはちょっと不満(それは多分マーラっつーヒロインが嫌いなせいと、でっかいビルを壊してしまう所がいやだ。物質の破壊ではなく自己の内面性の変革を世の中に広げていくようならすとだったら良いような気がする)なんだけど、途中のタイラーの言葉は心に残るね
出張から帰ってきたら自分の収集してる北欧家具満載の家が爆破されたNarrator(主人公の名前が分からない。エンドロールではNarratorなっていたので。少なくとも各所で書かれてるジャックは本の朗読からだよ・・・)と、タイラーの「ルーの酒場」での会話
タイラー「まだマシな方さ。寝てる間にペニスを切られて走る車の窓から捨てられるより・・・」
Narrator「そうかもな。だが、いろいろ迷ったあげくソファを買い、ソファの問題は一生解決したと思ってた。ステレオも自慢の品だったし、服もパーフェクトな一式をそろえてた。ほとんど、完璧だったといえる」
タイラー「それがパァかよ?」
Narrator「ぜーんぶパァ」
タイラー「パァか・・・・・・・”デュヴェ”って知ってるか?」
Narrator「掛け布団?」
タイラー「正確には毛布だ。ただの毛布だ。どうして俺たちは”デュヴェ”なんて知ってんだ?だって、俺たちが生きていく為に絶対に必要なものなのか?・・・ちがう。・・・じゃ、なんでだ?」
Narrator「たぶんそれは・・・消費者だから・・?」
タイラー「それだよ。消費者だ。買わないとライフスタイルが崩れるって強迫観念がある。殺人、犯罪、貧困、全然興味がもてない。興味があるのは芸能雑誌やマルチチャンネルTV、デザイナー下着、毛生え薬、インポ薬、痩せ薬・・・」
Narrator「マーサ・シュチュアート!?」
タイラー「何がガーデニングだ!!タイタニックと海に沈んじまえばいいんだ!・・・ソファの事なんか忘れちまえ!パーフェクトを目指すことなんか無い。頭を切り替えて、自然な生き方を、なるようになるって。俺はそう思う。間違いかも。あんたにゃ悲劇かもな。」
Narrator「や、いいんだ。ただの物さ・・・別にひ」(言葉をさえぎって)
タイラー「とにかく最新式のライフスタイルをおくる道具を失ったってだけだ。」(タバコを勧める)
Narrator「そうなんだ、や、僕は吸わない。・・・どーせ保険で買い戻せるしね・・・」
(タイラーが煙を吐いて、二人で目を合わせる)
Narrator「なに?」
タイラー「お前は”物”に支配されてる」
Narrator「・・・・・・・・・」
タイラー「まぁ、好きにしな」
(この後、店の外でワケも無く殴りあう)
いいんだ、男はみんなアホなんだ もっとシンプルに考えよう。 世の中がテレビなんかが言うようなキレイ事じゃ済まされないって事を、現実を少しずつ知って 「俺たちはムカついてる」 ただそれにストレスとかなんとか名前を付けて誤魔化しに誤魔化しを重ねてどうしようもなくなってるだけだ。そのうえ破壊衝動は認められない。誰か俺を殴ってくれ。そして俺に殴らせろ。もうみんなで殴り合って一緒に河原で夕焼けを見ればいいジャマイカ。
追記 ファイトクラブ完全読解というページを発見して面白い
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6月3日(土)22:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | 無題 | 管理
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