('A`)無気力人間T氏のさわやか日記
 
~大学は卒業したどこかに就職した~生きるのめんどくさい~
 


2012年2月15日を表示

判らぬ

『判らぬ。全く何事も我々には判らぬ。ワケも分らずに押し付けられたものを大人しく受取って、理由も分らずに生きて行くのが我々生きもののさだめだ。』中島敦・山月記


わからぬ。
自然の法は明快だ。
失敗すれば傷つく、喰われる、死ぬ。
明快だ。

法律はどうか。
なんとはなしに「そういうような法律がある」というのを折に触れて聞かされ、育つ。
存在目的も何もわからない。
我々がそれに従わなければ根本理由は、従わなければいけない理由は(法律に違反すると捕まるとか、誰それに迷惑をかけるとか、近視眼的なもの以外は)わからない。

こーゆー事を言うとスグに「日本の法律が嫌いならば日本から出て行け」という人がいるが、それは理論のすり替えだ。
(オーケンの本で「プロレスってインチキなんですか?」という問に対して大仁田厚が「俺のこの額の傷を疑うのか?」、という記述があったが、そんな感じ)

例えば、(薬物の規制とか、商売の決まりとか)各々の法律の目的はあるだろうけど、それらを全部ひっくるめた日本国の法律は何のためにあるのか、という事を考える時、「国家の存続」以外にそれを見いだせない。(個人の幸福の追求みたいなのは早晩瓦解するので論外)

で、その目的追求が行き過ぎないように法律やら立法やらを縛るのが憲法なんだよね?

じゃ、憲法はなんのためにあるの?


判らぬ。



2月15日(水)20:53 | トラックバック(0) | コメント(0) | 無題 | 管理


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