('A`)無気力人間T氏のさわやか日記
 
~大学は卒業したどこかに就職した~生きるのめんどくさい~
 


2011年11月3日を表示

追記

あとな、草子ちゃんは(;ω;)本を、本をな、、、古本屋で万引き見たいな事もしちゃうんだよ(つ∀T )でもね、無断持ち出しは許されない事ではあるのだけれども、彼女なりのケジメの付け方と言うか無言の礼みたいに、持ち出した本をまたこっそり返却する時に、ある事をしてたのね。で古本屋の店主はそれを認めて彼女の持ち出しを黙認する所か、在庫管理の完璧さから彼女の持ち出した書名を割り出してその趣味の良さを好ましく思っちゃう位素敵なお話なの。設定がさ、かわいそうな少女を包む周りの暖かさが完璧なの。冬もバッチこい!て感じなんだけどね、こーゆーところから物語が始まっていきます。第一話の20頁まででこんな感じです。続きは是非単行本で。




11月3日(木)15:37 | トラックバック(0) | コメント(0) | 携帯から | 管理

こういう人になりたい

ブラリ一人旅風を装い、オバアとジャスコに昼飯と晩飯を買いに行ったのですが、そう言えばテルマエ・ロマエの四巻てもう出てるんだっけ?とか話題のドリフターズを読んでみようとか思ったのでブラリ探訪記風に本屋にも行ったのですよ。
で、四巻はおいてなかったし、ドリフターズは二巻しかなかった。ただ、『草子ブックガイド 1』を発見し狂喜。
俺ねぇ、前も書いたかもしれないけど、玉川敏秀(としひで 現玉川重機)さんの『ハヤ子酒道をいく』大好きなの。例えばね、レモンハートとか酒の細道バーテンダーとかお酒を紹介するマンガって結構あるじゃないですか。(でもドラマもなくワイン知識だけを扱ったものとかは専門性が高くなって少し「お酒紹介マンガ」のなかでは堅苦しくて読む気がしないので別ジャンルとして隔離して欲しい。)
で、主人公の親父のダメさ加減とか編集長のダンディな変人ぶりとか、入社一日目に二日酔いで遅刻してきたときにソッとレッドアイ作ってくれた女の先輩かわいいとか、酔ペン使いとか、アンドレ・レニエ『半ばの真実』とこ、食べる感覚のスープと緑の魔酒とか、灰持(あくもち)酒とか、トカイエッセンシア、トレッケンベーレン・アウスレーゼ、そしてデュケム。髭爺とアンフォーレ。思い出すままに単語を書き連ねましたが、まぁ素晴らしいのです。
アフタヌーンに連載していました。

でその連載が終わったのが十年以上前ですよ。その後はずーっと玉川敏秀さんの作品を見ていませんでした。普通だったらあぁ、あの人はあんな素晴らしい傑作を残して蜻蛉のように消えてしまったんだな、と悲しい感じになったままなのですが、この人はまたブラリ風を装い第一線に帰ってきたのです。(と私には感じられたのです。)なんなんでしょうか、玉川さんの才能と、それを受け入れるマンガ界の土壌は。で『草子ブックガイド』の話なのですが、主人公は前作同様女の子。かわいい。小さい。お母さんいない。ダメ親父はいる。・・・前作との類似性を思うとき、玉川さんの仄暗い、底知れないものを感じてしまい少し怖い。
しかし違うのだ。ハヤ子と草子は違うのだ。ハヤ子はウルサイ感じで格闘技の技を時たま使う位活発であるのに対し、草子ちゃんは本が大好きで大人しい感じのかわいい文学少女である。引っ込み思案でイタヅズラしたい位かわいいのである。そして経済的な面。ハヤ子の親父はダメ人間でありながら全国の酔っぱらいに強く訴えかける酔っぱらい時代劇小説家で、コアなファンがいる。それ程困窮している風はない。対して草子ちゃんちのお父さんは真にダメで、どんくらいダメかと一言で言うと、お母さんが草子ちゃんに残した本を含む(草子ちゃん貧しいお小遣いで細々揃えたであろう本、例の古本屋から一時的に拝借している本など)草子ちゃんの文庫コレクションを、無断で、少女の拠り所であった大切なものを、お金には変えられないハズであったものを、たったの三万円で、自らの酒食の為に売り払う事に恥を感じないのである。そんな舞台設定で始まる物語である。
是非御一読を。




11月3日(木)15:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | 携帯から | 管理


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