おなかいっぱい |
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| そういえば今日はラーメンを続けて二杯食べた。 昼の事だ。
麺州が潰れてからというもの、ワシはこってりしたラーメンに飢えていた。 津軽で今も根強く残る「支那ソバ」も嫌いではないが、豚骨スープの背油が浮いた複雑な味わいは、シャブ中患者におけるシャブのように、デブの心を引きつける。(お、意識してなかったが「ブ」で韻を踏んでる。)
古いラーメンマップを見ると(というか本屋でそれしか無かったから買っただけなのだが)、弘前は結構ラーメン屋の興廃があることに気が付いた。有名ドコは安泰だが、(チェーン店を含む)新興の店は、出来ては消え、出来ては消え、みたいな感じ。その本を見て、「お、これ旨そう」と思って行った今日の店も違う看板のラーメン屋になってた。しかも客はいなかった。少し不安を抱えながら入店して、スタンダードな醤油ラーメン(にチャーシューを入れたチャーシュー麺)を注文。 で、お味なんですが、こう・・・深みが足りないと言うか。 えー、例えばですね、生(き)の醤油の味ってわかりますよね。で、そいつを水にいい塩梅で入れて、魚のすり身とネギでも入れてお付けを作ったりすると思います。すり身やネギのうまさが汁に溶け込むのは勿論、味の重要なファクターだと思うのですが、それとは別にキチンと煮立たせないと、この、生の醤油のキツさというか、酸味というか、そのような風味が鼻につくと思うんですが、そーゆーのがラーメンのスープから感じられた。あとそれと野菜を炒めた時の油の風味。あんまりスープは旨く無いなぁ・・・それを狙って作ってるのかもしれないけど、どうもワシが喰いたい味ではない。(というか、ワシにも作れそうな気がするレベルだた。)もっとこう、臭い奴が喰いたいんだよ!
で、不満ともう少し入りそうな腹を抱えて、殆ど期待もせず同じ通りにあるチェーン店の幸楽苑へ。 メニューを見て驚いた。普通のラーメン290円て・・・どんなコスト削減だよ・・・ で、390円のこってりラーメンを注文。 で、まぁ、その、チェーン店だと何となく馬鹿にしていたが、なかなか旨かった。煮干か鰹節かはわからんが、ハッキリ魚介系の後味で良い。麺が好かなかったけど。
でもオレは背油が浮いた奴が喰いたい。 八屋か、青森の大地まで行くしかないのか・・・
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12月12日(水)22:33 | トラックバック(0) | コメント(0) | 無題 | 管理
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