ネズミの話と映画の話 |
|
| 目が覚めて、一階に下りるとオバアが 「ねずみが出た」 と言った。
毎年秋に寒くなると何処かしらからネズミが侵入して、(近所の人から貰って)その辺に積んで置いていたリンゴやらカボチャやらが囓られ、それから押っ取り刀(取るものも取りあえず、あわてて駆けつける様。「オットリ」なのでノンビリした感じがあるが、感じにすると正しい意味が分かる)でネズミ取りを仕掛ける、というのが毎年2~3回。恒例行事である。ワシはかねてから「毎年ネズミが入るのは分かってるんだから、こう喰われないように食い物類はプラのRVボックスとかに入れておいたら?」と毎年言ってるのだが、一向に聞き入れない。
実は、一昨日にも一匹捕らえていた。(ネズミ取りを仕掛けて2日目だった)
続けて出てくるのは珍しい。 それに、今日この事を書こうと思ったのはオバアの(今年通算2匹目の)ネズミの捕まえ方が特殊だったからだ。 オバアは先の言葉に続けてこう言った。 「2~3回踏んづけたら死んだ」 と。 (・・・あんた、普段は「膝が痛い」とか言って歩行もゆっくりなのによくすばしこいネズミを踏めたな・・・)と驚愕した。
昔の人はスゴイね。ゴキブリは恐れないしネズミも踏み殺せる。ワシはヘタレなので無理ッス・・・
映画の話 先日、TSUTAYAの会員カードの期限が切れますよの葉書が来た。 更新しに行ったら一本無料だというので、ついでに見たかった奴をもう一本(合計二本)借りた。 で、昨日今日と夜に部屋を暗くしてタバコを吸いながら見た。 「映画館で映画を見ながらタバコを吸う」という内容の本を昔読んで、密か憧れていたが、今は消防法とか嫌煙権とかがアレなのでほぼ不可能だろう。なのでショボイながらも自室でその欲求を満たす。
借りてきた映画は『ストレイト・ストーリー』と『カンパニー・マン』である。
『ストレイト・ストーリー』はデビット・リンチ監督の映画で、珍しく普通の作りである。 (やさしく好奇心旺盛で、素直ながらちょっと頭が弱い、役所のせいで子供を取り上げられたという心に傷を持つ娘と)貧しく暮らす足萎えのジジイが、10年前に仲違いした兄貴が脳卒中だか脳梗塞だかで倒れた連絡を受けて、時速8キロのちっちゃいトラクターで何百キロだかを越えて仲直りの為に会いに行く話だ。 事実を元にして作られたそうな。 お気に入りの「Take It Easy!」を吹かしながら見た。主人公のジジイは胸ポケットに「スウィッシャー・スウィート」の葉巻を入れていて、時折吹かす。硫化燐マッチ(ドコで擦っても着火するマッチ)で火を付けてウマそうに吸う様はワシに(こんな事ならパイプじゃなく葉巻を吸うべきだった・・・)と後悔の念を抱かせた。 昨今大量に作られるような感動押し売り作品ではなく、実にほのぼの(時折ハラハラする)、御飯のようにジンワリとするような雰囲気である。別に「絶対見るべき」と強弁するような作品ではないが、(たまには頑固でやさしい爺さんの生態を眺めたい)とか、(今日すんごく嫌な事があってもうオレは駄目だ)とか思った人は、見ると少し心に余裕が出来る。そんな映画。 ちなみに『マルホランド・ドライブ』は借りられていて見れなかった。
『カンパニー・マン』 『キューブ』のビンチェンゾ・ナタリ監督の作品。「ガルシア・ベガ・グランプレミオ」を吸いながら見た。作中に出てくるのは「コイーバ・シガレット」 またもやソレを吸いたくなったが、残念ながら今は手元にない。 内容は・・・うーーーー・・・ 企業スパイものなんだが・・・うーん オレ、途中で話の真相が読めちゃったんだよね・・・ なんか中途半端な印象を受ける。 それにヒロインのルーシー・リューがブサイクすぎてどうにも・・・ やっぱ外人と日本人の美的センスは全然違うな! あんなヒラメというかウルトラマンに出てくる某怪獣みたいな顔には萌えられません。 というのが2時間弱見た感想です。 食べ物に例えると・・・菓子パンかな?こう、一見食いでがありそうでスッカスカな感じ。時間を損した、とは思わないけどそんなんじゃ充足感は得られねぇよ、と。
それでは、お休みなさいませ。
| |
|
10月21日(日)03:02 | トラックバック(0) | コメント(2) | 無題 | 管理
|
ヤッチマイナ
|
|
| ルーシー・リューの真価は顔じゃなく全身のシルエットの美しさにあると思う。 あと顔も実際となりにいて見てみれば味のある顔だと思うよ。いやとなりで見たことないけど。
| |
|
by banachi | 10月23日(火)17:09
|
適材適所で
|
|
| 味のある顔は味のある役でおながいします。 つか、外人のアジア人美観はどうにも・・・
| |
|
by paku | 10月24日(水)01:48
|