('A`)無気力人間T氏のさわやか日記
 
~大学は卒業したどこかに就職した~生きるのめんどくさい~
 


いやぁ、俺天才だな

王様と猫

十二人位の様々な王様(戦争狂の王様と拾われた猫、親族が死に絶えて王座につく事になった呪われた王家のお姫様とそれを守る飼い猫の話、母親も父親も支配する家庭の王(ニート次男。長男は次男のイイナリ。)と猫の話、ものすごい性根逞しい商人上がりの王様と猫の他国冒険記、政略や智謀で安定を実現した平和な国家の威厳に満ちたジジイ王とジジイ猫、双子の王子と双子の飼い猫が隣国へ隠れて遊びに行く話、、大阪西成の王様と猫、)とその飼い猫の話。

本は猫のシルエット型にして、その尻尾の先から小さな猫の絵が尾の先の方から歩いてきて、ページを進める毎に大きくなって、こちらに歩いてくるパラパラ漫画のように、最後にはその猫がこの本のエンドを告げる訳です。この歩いてくる猫にも物語があります。この猫は邪智暴虐のクセにまんまとメロスと石工の友情に感激&改心して友にして貰った王に激怒したものの、メロスと石工のマヌケ&トホホぶりにイラッとくるけど改心した王をなんか迎え入れてしまってるので面白くない気がするメロスの事が好きな猫、みたいなホノボノした感じの話にする。

戦争狂と猫の話。戦争狂は将校上がりが政治家に転身して権力を掴み、各国を併合していく過程を描く。子猫は飲み屋街で酔いつぶれて倒れていた将校の大きなコートのポッケに暖を求めて潜り込む。その暖かさに疲れを溶かすようにいつの間にか眠り込んでしまった子猫だったが、目覚めるとヤケにフワフワと柔らかく暖かな、やけに甘くいい匂いのする所に寝かされていた。眩しさにうっすらと瞼を上げると、一つも笑わず、ごく真面目な顔でパンケーキの皿と水の皿を差出す男がいた。腹は空いてるのでとにかく何か空腹を満たす物が欲しくてパンケーキに喰らいつく。将校はその様子をじっと見ていた。
軍人として立派に役目を果たし、
政治家になった時に将校は髭をはやし始めた。タマに舐めて整えてやる事もあったが、髭を固めているザリザリした硬いものがヒドくまずい時があったので、特別なことを伝える時以外は舐めないようにした。
軍を統括し、政治を牛耳り、その国の王となった将校は、かつての、自国の前の王朝の時に領土であった街の割譲を他国に要求した。一つの文明を統一してしまうかに見えた王だったが、陰りが見えはじめ、遂には戦場に自らたって、血だらけになって死ぬ。猫は血だらけでコト切れる寸前の王の顔に前にくる、王もそれを見留めた。老いた猫はゆっくりと優雅に、赤く滴る王の髭を舐めた。王は大望を持った将校だった時に猫を拾った時の事を思い出した。道端で飲みつぶれ、目覚め、なんとか頭がガンガンする中、家に帰り着いてコートを脱いで帽子がけにかけたらズルズル片側が下がってきたのだった。コートから発見された子猫はまだ寝ていた。子猫は猫ミルクが絶対必要と聞くが、ホーマックはまだ閉まっている。しかし、ネットで見ると子猫だと思って猫ミルクをあげたがほとんど飲まず、焼き魚をガツガツ食べたとかあり、将校的にはとりあえず、あんまり体に影響を与えないものを少しだけ与えて食べるかどうか試してみたいと思った。


子猫にあんまり影響を与えない食べ物って何だろうか?そもそも、殆ど料理もしない将校の家には何があるだろうか…台所の戸棚を見たがインスタントコーヒーの粉しか無かった。隣に住むババアを叩き起して銃を突きつけ「脳味噌ぶち撒けたくなけりゃ今すぐパンケーキの材料を出しやがれ」と粉とか卵とか牛乳とか強奪。このバニラエッセンスとかはスゲェいい匂いがしやがる。たまらねぇ。それに牛乳も温めてちょっと位は飲ませてみてもいいよね?ふふふ。


そんな甘い衝動に突き動かされて猫を飼い始めたのだった。自分は望みのために多くを犠牲にしたが、そんな事は下らない事だった。彼の鉄面皮のすぐ直下で、ニヤけながら猫を溺愛していたことは彼にとって別に何の矛盾もないのである。王は甘く幸せだった気持ちがどんどん溢れ、その心は満たされ、事切れた。共に老いた老猫は、汗とも違う、しょっぱいような鉄臭いような味を感じていた。

こんな感じで各王様のお話を書く。コレで俺は小説家にw





7月12日(金)20:24 | トラックバック(0) | コメント(0) | 携帯から | 管理

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