('A`)無気力人間T氏のさわやか日記
 
~大学は卒業したどこかに就職した~生きるのめんどくさい~
 


大宗教大戦

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090525-OYT1T00866.htm


宗教法人「幸福の科学」(大川隆法総裁)の信者7人が25日、東京都内で記者会見し、
政治団体「幸福実現党」の結成を発表した。

 「幸福の科学」の支援を受け、次期衆院選の300小選挙区と11比例ブロックすべてに
候補者を擁立するという。同日、政治団体の届け出を都選管に提出しており、書類が整って
いれば総務省で受理される。




すげー。
なんかさ、信長の野望とか三国志とかで本願寺顕如(浄土真宗)とか張魯(五斗米道)とか、太平天国の乱とか清教徒革命とか、「宗教も政治にバリバリ参加してたんだぜ?」とか言われても(あぁ昔はそうだったのだなぁ・・・頭のおかしい信心深い人達が政治をやったら大変だなぁ。今は創価位だな。犬作しね)とボニャリと(bonyariと打ってスペースを数回打つとアラ不思議)考えていましたが、なんだかオラわくわくしてきたぞ!是非とも盛大に金を使って創価も全国展開して、日本各地で血で血を洗う宗教大戦争を展開して共倒れして欲しい今日この頃。


追記
党の目標のHPを見た
・・・なんだかこう、目がキラキラしてる人達だなぁ、と思う。「正義」て。大神さんか。いいところもあるのだが、『宗教教育を取り入れて「善悪の価値観」「愛と慈悲」「セルフヘルプの精神」といった普遍的な宗教精神を教えます』みたいなところがヤバイ気がする。
や、辞書的に、「世界のこの宗教では、こうこうこうなってますのよ?」と教えて「さぁ君はどう生きる?」というのならいいのだが、どうも・・・幸福の科学の価値観で染まった考え方を教えられるのではないか、と。
政治が個人の精神的な事まで踏み込んできて欲しくない。精々やったとしても環境を整える事ぐらいだろう、と。
大体にして、何かを話す、という事は、話す人に何かしらの立脚点があって、その場所からしか話すことが出来ないのだから、どうしても主観というか、言おうとした事以上のことを伝えてしまう。
だから一番いいのは、苦しいけども自分で悩んでいろいろ見て聞いて考えて、誰がなんと言おうとも自分で決断して選び取る事だと思うのだが。その過程をスッ飛ばして「アレは良いことですよ」「これは悪い事ですよ」と教えられるのはとっても危険だと思うよ。

そもそもニーチェとか女性器さんが好きな当方としては幸福の科学って相性最悪なのである。(幸福の科学の映画ではヒトラーとニーチェが悪者として出てくるしな。向こうからも願い下げだろう。)
根本の考え方が違う。この宗教はやたら進歩とか(輪廻転生を絡めた)進化とか押し出してくる。
第一ワシは進歩主義者が地球を滅ぼすと思ってるし。
この人達の書いたもの読んでると、世界は既に何か決まりごとがあって、普遍的な善悪の概念が既にあることが当然、と考えてる気がする。ワシの思い付きではそうじゃない。

最近読んだ中島義道のカントの本に書いてあった一文を孫引きすると違いは明らかになる。

「・・・善の概念および悪の概念は、道徳法則に先立つのではなくて(うわべだけを見ると、善の概念および悪の概念のほうが道徳法則の根底に置かれねばならないようであるが、)(・・・)道徳法則の後にあり、道徳法則によって規定されねばならない。」(実践理性批判)

要は、「実は、決まり事が先にあって、それによって善悪の概念が決められるだぜ?」という」事だ。
ワシは全然カント知らなくて、初めてこの一文読んだときに飛び上がって嬉しくなったね。(ワシの直感と同じだ!)って。

という訳で、宗教があるのは別にいいと思いますが、政治の力で善悪の概念や考え方をみんなに広める、というのは大反対です。
・・・そういえば立正安国論もこの類か・・・



5月26日(火)01:28 | トラックバック(0) | コメント(0) | 無題 | 管理

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