('A`)無気力人間T氏のさわやか日記
 
~大学は卒業したどこかに就職した~生きるのめんどくさい~
 


2008年4月20日を表示

後期高齢者保険

バァチャンと近所の人のうわさ話が玄関の上り框(あがりかまち)で弾んでいる中、勉強の合間にフリーターやニート関係の本(『若者を喰い物にし続ける社会』立木信)を読む(本当は逆なのだが)

バァチャン&近所の友達は後期高齢者医療で年金から保険料が天引きされるのがダイブ気に入らないようだが、それは致し方ない部分もあるのだ、と話に割って入りたくなるが殆どニートと変わらない穀潰しのワシが人前でデカイ顔して高説を垂れるのは憚れるので、何も言わなかった。

本を読んでわかった事を(簡単に)以下に。(ニートやフリーターの人がどうするべきかは、是非とも本を読んで貰いたいのでここでは割愛)

まず、なぜ致し方ない部分があると思うのか。
至極単純に、ジジイ&ババアが多すぎで、且つやたら病院に行って医療費が青天井だから。
これを今働いてる16~65歳の税金で支えるのでは明らかに破綻するのが目に見えてる。だから実際に金を使ってる年寄りにも負担して貰う、というのにはある程度の賛成が出来る。(実際、バァサン達の世間話でも「年寄りの医療に金がかかりすぎてる」という話は出ていた。「●上さんの所の婆さまだっきゃれ、一人でなんぼでも自転車漕いで出て歩いちゅうのにデイサービスで週に三回も風呂さ行ってるべぇ?あれ、一回千円だばって九割保険負担だはんで、一人だげでも週に二万七千円も保険使ってるんだべ?」などなど。)

そもそも、ワシの読んだ本では年寄りを「弱者」扱いするのが間違ってる、と。
確かに、今、年金を満額貰って制度崩壊前に逃げ切ろうとしている世代は、日本で一番金も時間も持ってる。だから年寄りから金を取る、というのは(テレビでアホのように反対反対、社会的弱者を守れ、といってるのとは違って)賛成出来なくは無い。なぜ「賛成!」と言い切らないかというと、役所の馬鹿みたいにかかるコストをどうにかしてから制度を始めるべきだと思うから。
ま、それでも金が足りないらしいんだけども。

で、その金をどっから持ってくるかといえばお決まりの国債である。
日本では資金を外国から調達してない、全部国内から資金を調達してる(内国債)のでアメリカや韓国とは比べられないよ、大丈夫大丈夫、と言うような事を耳にする事があるが、本当にそんな理由で安心できるか?

「国民一人あたり何百万の借金」とテレビで馬鹿みたいに言うので良く勘違いされるのだが、国債というのは国民一人一人の借金ではなく、国『が』国民『から』借りているお金である。だから正しくは「国民一人あたり何百万の貸し付け」である。
今までの旧態依然とした先が見えてる成長モデルに金を突っ込んで回すために、ワシらや、ワシらの子供の世代、孫の世代が本来得るべきハズのものから勝手に使い込まれてるんだぞ?
新入社員を雇うべきお金でリストラを極力回避してバブル崩壊をやり過ごして社会の現状を維持するために若者を切り捨てたように、現状を維持するために国債を発行しまくって未来を担うべきの世代を切り捨てているのだ、という構図が見えてきて暗澹たる気持になる。
もう、「今は、若いウチは辛いだろうけども君も我慢して働けば僕たちみたいになれるよ」という年長者が口にするパラダイム(枠組み)は崩壊したのだ。にもかかわらず、マスコミや65歳以上の「逃げ切れる勝ち組」の年長者は未だにそのような事を言って、若者に光の見えない洗脳を施そうとしている。

さて、ここでワシの公務員勉強のお話に繋がる。
実は公務員二種の他にも労働基準監督官にも応募している。ハッキリ言って受かる気なんかしないのだが、その労基監督官には論述の試験があって、参考書にも例題みたいなのが載っている。で、その例題の一つに「フリーター問題」があった。回答例を読んでみた。今のワシには一行に要約出来る。
「ニートやフリーターをもう一回教育(洗脳)しなおして現状の社会に都合いいように作り替える」だ。
ハッキリ言って賛成出来るような意見ではない。

ワシだったらこう書きたい。
「まず、少しずつ喰っていかなければならなかったパイを食い散らした年長者世代の財産没収や給与大幅カットする。今まで、自分たちが何も考えずに場当たり的にやってきた事がどれだけの事だったのか身に染みてわからせる。そのように得た金を企業に補助金として与えてニートやフリーターを積極採用&教育を与える。そのようにすれば若者はみんな安心して家庭を作れるし、人口の増加にも繋がる。ひいては内需拡大、日本の繁栄にも。」
と。

でもそんな事書いたらキチガイだと思われるよな、実際。

政治家になりたい・・・



4月20日(日)12:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | 無題 | 管理


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